EUが、気候変動等の環境分野を対象とした事業分類のグリーンタクソノミーに続いて取り組んでいる、社会的分野のソーシャルタクソノミーの策定作業が大幅に遅れる見通しであることがわかった。欧州委員会のサステナブルファイナンス・プラットフォーム(PSF)が今年2月に、同タクソノミーの最終案を公表した。だが、欧州委自体の取り組みはほとんど進んでおらず、現委員会の任期中(2024年10月)には間に合わないとされる。
EUの関係メディアが報じた。ソーシャルタクソノミーのPSF案が確定しているのに、欧州委の作業が手つかずの状態である理由として憶測されているのが、グリーンタクソノミーの気候関連分野の調整の遅れだ。天然ガス、原発をめぐる調整が現在も続いている点が指摘される。
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