HOME |EUタクソノミーに原発・天然ガスを盛り込んだ欧州委原案をめぐり、欧州議会で反対意見優勢に。環境委員会では約8割が否定的。6月14日に委員会採決(RIEF) |
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 EUのサステナブルファイナンスの気候関連タクソノミーを巡る最終段階の議論が舞台をEU欧州議会に移して白熱している。欧州委員会は原発と天然ガスをトランジション(移行)活動として、タクソノミーの補完的委任法案(CDA)に盛り込んだが、欧州議会で同案を審議する経済金融委員会(ECON)と環境委員会(ENVI)の8割前後の所属議員は、反対の姿勢であることがわかった。欧州委の担当委員のマイレッド・マクギネス氏が欧州議員時代の所属政党も反対の姿勢とされる。同案を支持するエネルギー労使等は巻き返しのロビー活動を展開している。

 原発と天然ガスの両事業については、気候分野のタクソノミーを整理した欧州委の専門家グループのサス……

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