米財務省は連邦準備理事会(FRB)等の金融監督機関が共通で利用できる気候データ分析のための情報ハブ(CDAH)を立ち上げた。気候変動から生じる金融安定リスクを評価するための新たなツールと位置付けている。立ち上げたハブはパイロット版で、当面はFRBのほか、ニューヨーク連邦準備銀行(FRBNY)で実施する。将来的には米国内で米国金融機関の安定性を確保するための包括的な監視を担当する金融安定監視委員会(FSOC)所属のすべての連邦、州の金融監督当局に拡大する。
気候データ分析ハブ(Climate Data and Analytics Hub : CDAH)を立ち上げたのは財務省傘下の金融研究オフィス(Office of Financial Research : OFR)。OFRはリ……
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