シンガポールの中央銀行に相当するシンガポール金融通貨局(MAS)はサステナブルファイナンス戦略の一環として、総額3000億米㌦(約40兆円)の準備預金運用の脱炭素化計画を明らかにした。主な方針は①気候変動を投資プロセスに統合する②投資対象企業が低炭素化への明確なトランジション(移行)計画を立案するよう他のステークホルダーと協働する③株投資は気候フレンドリーな企業に集中する――等の施策を盛り込む。
MASは準備預金等の運用を、外部の資産運用機関に委託している。このため、これらの資産運用機関に対し、気候変動を投資プロセスに統合することを求めるとともに、投資先企業に対してMASの気候戦略への適合を働きかけるよう求める。さらに同様の気候投資を重視する民間のステークホルダー機関と連携し、投資……
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