HOME |英トラス新政権の環境相とエネルギー相は、ともに歴戦の「気候懐疑派」。2050年のネットゼロ達成よりも、目先のエネルギー供給確保を最優先した閣僚配置か。環境派は警戒感高める(RIEF) |
UK001キャプチャ

 

   英新首相、リズ・トラス氏の気候変動対策への疑念が高まっている。同氏が組閣に際して、ビジネス&エネルギー相にジェイコブ・リース=モグ氏を、環境相にラニル・ジャヤウォーディナ氏を、それぞれ指名したためだ。前者は気候科学に疑問を呈し、気候行動にも一環して反対の姿勢を示してきたほか、後者はこれまでの気候変動対策法案にことごとく反対してきた経歴を持つ。「2050年のネットゼロより、現下のエネルギー供給確保」を重視するトラス氏の気候政策は、EUとの距離を、さらに拡大する可能性がある。

 

 (写真は、㊧がエネルギー相のリース=モグ氏、㊨が環境相のジャヤウォーディナ氏)

 

 エネルギー相に任命されたリース=モグ(Jacob……

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