HOME |米連邦準備理事会(FRB)、気候変動リスクが金融システムの安定に及ぼすリスク評価のため、シナリオ分析のパイロット取り組みを来年実施。大手銀行向けの監督行政に適用へ(RIEF) |
FRBf9139aa0e3ebe6ce70f22d517718e5541

 

  米連邦準備理事会(FRB)は気候変動が金融システムの安定に及ぼす金融リスクを評価するため、来年中にシナリオ分析によるパイロット検証を実施することを公表した。対象とするのは米大手銀行。気候変動金融リスクの評価にシナリオ分析をどこまで活用できるかを検証する。FRBは欧州中央銀行(ECB)等に比べて、シナリオ分析に対する取り組みが遅れていたが、気候変動の進展と、金融機関の脱炭素への取り組み状況を踏まえて、同分析手法を本格的に検証することになる。

 

 「パイロット版シナリオ分析」への取り組みは、FRBの金融監督担当の副議長、マイケル・バー(Michael Barr)氏が、ワシントンのブルッキングス研究所で開いた講演で明らかにした。米金融当局として、気候変動リスクが金融システムに及ぼす将来の影響……

申し訳ありません。 この記事は会員限定です。閲覧権限を与えたユーザーにのみ、記事全文を公開しています。続きをご覧になりたい方は下記フォームよりログインをお願い致します。

ログイン