HOME |IFRS財団代表理事、国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)の基準案で、「ダブル・マテリアリティ」との調整、国別基準との整合性、財務報告との同時公表等の諸課題で見解示す(RIEF) |
IFRS00232キャプチャ

 

  IFRS財団の代表理事が、国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)が進めるサステナビリティと気候変動に関する国際共通基準に関連し、企業が開示を求められるのは企業価値に影響を及ぼす重要性の高いサステナビリティ課題(シングル・マテリアリティ)とするのか、企業活動が社会に及ぼす課題(ダブル・マテリアリティ)も含めるのかという点で、「目指す開示は利用者が企業価値を評価するためのものだが、両方の重要性の分離は容易ではない」と述べた。同氏の指摘は、企業活動が社会に及ぼす影響には、同時に企業価値にも影響を与えるケースがあるためで、二者択一型のマテリアリティ論議からの転換を求める形だ。

 

 見解を明らかにしたのはIFRS財団の代表理事のリー・ホワイト(Lee White)氏。同財団の傘下に、財務情報……

申し訳ありません。 この記事は会員限定です。閲覧権限を与えたユーザーにのみ、記事全文を公開しています。続きをご覧になりたい方は下記フォームよりログインをお願い致します。

ログイン