HOME5. 政策関連 |欧州中央銀行(ECB)。10月1日から、金融政策の社債購入プログラムに気候変動要因を加味するため、企業の過去の排出量、削減目標、気候情報開示の3分野のスコア評価を導入(RIEF) |
ECB001キャプチャ

 

 欧州中央銀行(ECB)は10月1日から、企業へ資金を供給する金融政策の社債購入プログラムにおいて、気候変動要因を考慮に入れた取り組みを実施する。購入対象とする企業の気候変動対応力を判断するため、社債発行企業の過去の排出量、将来の削減目標、気候情報開示の3分野の評価をスコア化し、これらを統合した総合スコアの高い企業の社債を優先購入する。同スコアはプライマリー市場での発行社債の購入等でも活用する。企業向けの金融政策全体で気候配慮を組み込むことになる。

 

 ECBは7月4日の理事会で、気候変動対応の金融政策として、①ECBの社債保有②担保フレームワーク③担保徴求に際しての気候関連情報開示要求事項④リスク評価とマネジメント、の4分野の実施を表明している。今回の社債評価のためのスコア化導入は、①の……

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