HOME |日本の2021年度エネルギー需給実績。最終エネルギー消費、一次エネルギー供給とも増加。石炭等の化石燃料依存強く。電源構成の再エネ比率は初の2割台に。CO2排出量は増加(RIEF) |
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 経済産業省は22日、2021年度のエネルギー需給実績(速報値)を公表した。需要面の最終エネルギー消費は前年度比2.0%増。特に石炭は同12.1%増と二ケタの伸びを示した。供給面も一次エネルギー国内供給が前年度比3.4%増と増え、化石燃料は同1.4%増と、8年ぶりに増加に転じた。発電構成では石炭・ガスの火力発電が72.9%と依然、大半を占めている。再生エネルギー発電の割合は20.3%と初めて2割に乗せたがG7諸国で最低水準のままで、中国よりも低水準。火力発電に大きく依存する構造が続いており、CO2排出量も前年度比1.2%増と、「脱炭素」の目標に向かうよりも、むしろ遠ざかる感じだ。

 

 最終エネルギー消費実績伸び率がプラスに転じたのは2017年度以来4年ぶり。前年度(2020年度)がコロナの……

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