HOME5. 政策関連 |フォンデアライエン欧州委員長、欧州産業のグリーン化、デジタル化への移行促進で「欧州ソブリンファンド(ESF)」設立提唱。米インフレ抑制法(IRA)に対抗と協調の選択肢も提案(RIEF) |
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  欧州委員会のウルズラ・フォンデアライエン委員長は、欧州産業のグリーン化、デジタル化のトランジション(移行)を促進するため、新たな「欧州ソブリンファンド(European Sovereignty Fund(ESF)」設立を提案した。米国がインフレ抑制法(IRA)に基づき、米企業優先のグリーン政策をとることへの対抗措置との位置づけだ。同時に、同委員長はクリーンテク産業の強化で米欧連携も提案し、具体例として中国がほぼ独占するレアメタル(重要資源)を米欧で確保する「レアメタル・クラブ」を提唱した。同委員長は米国を意識する一方で、「グリーン・トランスフォーメーション(GX)」を掲げる日本には一言も言及しなかった。

 

 (写真は、仏ストラスブールの欧州議会で演説す……

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