HOME |デンマーク。2050年の「カーボンネガティブ」に向け、北海海底の油田・ガス田跡地をCO2の巨大貯留場に。トタル等3エネルギー企業に貯留免許付与。同国の排出量500年分を貯留へ(RIEF) |
De nmark002キャプチャ

 

 デンマークは同国が面する北海海底下へのCO2貯留の免許を、仏トタル等のエネルギー企業3社に付与した。3社は2030年以降、年1300万㌧のCO2を海底下の石油・ガス田跡地に貯留する。デンマーク領内の旧石油・ガス田跡は約220億㌧のCO2を貯留できるとされ、デンマークの総排出量を500年分カバーできる計算だ。同国はこうした「貯留力」を踏まえ、昨年12月に2050年のネットゼロ目標を前倒しして2045年に変えるとともに、1990~2050年のCO2削減量を110%とする「カーボンネガティブ」目標を立てている。

 

 デンマークがCO2貯留免許を付与したのは、トタルエナジー(TotalEnergies)、英イネオス(Ineos)、ウィンターシャル(Wintershall DEA=ノルウェーの石油……

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