HOME10.電力・エネルギー |欧州委員会、トラックやバス等の大型車両(HDVs)のCO2排出規制強化案。2030年から3段階で90%削減へ。都市の市バスは30年にネットゼロ。電動車か燃料電池車への転換を加速化(RIEF) |
HDVs001キャプチャ

 

  EUの欧州委員会は14日、トラックやバス等の大型車両(HDVs)に適用する2030年からのCO2排出量規制案を公表した。それぞれの新車販売について、2035年の排出量45%削減(2019年比)から3段階で2040年には90 %削減とする。これら大型車両からの排出量はEU全体の温室効果ガス(GHG)排出量の6%以上を占め、道路輸送全体の25%以上を占める。特に域内でのトラック等による貨物輸送からの排出量は増加を続けており、その排出量は航空機より44%、内陸海運より37%、それぞれ多く、排出削減が課題となっている。

 

 現行のHDVs排出規制は2019年から適用されている。しかし、EUが欧州グリーンディール(EGD)で目指す2030年55%削減、50年ネットゼロの目標に合致しないとして、排……

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