HOME10.電力・エネルギー |欧州議会とEU理事会。2030年の再エネ目標を現行40%から実質45%(2.5%は加盟国上乗せ)に引き上げで暫定合意。ロシアへのエネルギー依存から脱却目指す。事業承認も簡素化(RIEF) |
Europeanprobisionally agreedキャプチャ

 

 EUの欧州議会とEU理事会は実務者会合で、EUの再生可能エネルギー電力の2030年の電源構成目標を現行の40% から42.5%に引き上げることで暫定合意した。合意には各加盟国による2.5%の上乗せで、実質的に45%とする想定も含まれる。現在の再エネ比率は22.1%なので、ほぼ倍に引き上げられる。目標引き上げはロシアの化石燃料依存からの脱却を進めるためだ。目標実現のために、EU域内での風力発電、太陽光発電の事業許可を加速させる「ファストトラック承認」も盛り込んだ。同合意は、欧州議会、EU理事会の協議を経て、正式に成立する。

 

 (写真は、欧州議会とEU理事会の交渉担当者たち。3月29日~30日にかけての徹夜の協議で合意にこぎ着けた)

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