HOME5. 政策関連 |EU欧州議会。EU排出権取引制度(EU-ETS)改革案と炭素国境調整メカニズム(CBAM)導入案を本会議で賛成多数で可決。EU理事会も近く承認する見通し(RIEF) |
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 EUの欧州議会は18日、EUの排出権取引制度(EU-ETS)の改革案を本会議で賛成多数で可決した。改革案は現在実施している鉄鋼等向けの排出枠の無償配分を2026年までに廃止するほか、新たに道路交通、建物を対象とした「EST2」を盛り込む等が内容。ETSの改革により排出削減負担が増えるEU企業の製品・サービスと、気候負担の少ない輸入品との格差を埋め合わせるためとして、特定の輸入品にカーボン税を課す「炭素国境調整メカニズム(CABM)」案も可決した。欧州議会での承認を得たことで、今後、EU理事会での最終調整を経て、決定する。

 

 欧州議会本会議での採決結果は、EU-ETS改革案が賛成413票、反対167票、棄権57票。CBAM法案は、賛成487票、反対81票、棄権75票だった。

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