ドイツ連邦銀行(DB)理事で、中央銀行等でつくる「金融システムをグリーン化するネットワーク(NGFS)」副議長を務めるSabine Mauderer氏は、企業が脱炭素化のために立案する「トランジション計画」の重要性を指摘したうえで、現在、各国で公表されるトランジション取り組みについて「多くのアプローチがあるが、多くの混乱もある」とし、グローバルなトランジション計画の定義が不明である点を強調した。その中で各国の取り組みを比較し、英国政府の取り組みを「パイオニア」と評価したが、日本政府がグリーントランスフォーメーション(GX)としてアピールするトランジションファイナンスには言及しなかった。
同氏は、NGFSが各国が企業の脱炭素化に向けたトランジション計画への取り組み状況をとりまとめ、近く……
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