HOME |欧州司法裁判所、EUのサステナブルタクソノミ―への原発・天然ガス盛り込みの訴訟で初の判断。欧州議員の提訴に対し「提訴権限無し」として退ける判断示す(RIEF) |
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  欧州司法裁判所は、EUサステナブルファイナンスタクソノミーのDelegated Actに、原発と天然ガスを盛り込んだ2021年の欧州委員会の判断が、欧州議会の判断を無視したものだとして、ドイツ選出の欧州議員が撤回を求めた提訴を退ける判断を示した。EUタクソノミーを巡る訴訟で司法裁判所の判断が出たのは今回が初めて。ただ、今回の判断は原発等の盛り込みを是としたわけではなく、EU法に関しての提訴権限があるのは、同法によって直接の影響を受けた関係者に限り、欧州議員は対象外とする「原告不適格」との判断による。

 

 (写真は、欧州司法裁判所の審理の模様)

 

 提訴していたのは、ドイツ選出の欧州議員(社会民主進歩同盟)のR……

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