米証券取引委員会(SEC)が進めている気候関連情報開示規則の改定作業を阻止する共和党議員による米連邦法案が上下院で出そろった。SECの規則案は、先に正式決定した国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)の気候・サステナビリティ情報開示と並行する形で作業を進め、企業が排出する温室効果ガス(GHG)のScope3開示等も求める内容だ。昨年3月に規則改定案を公表したが、産業界の反対が強く、宙に浮く形になっている。連邦議会では下院は共和党優勢、上院は両党同数で議長(副大統領)権限で民主党が優位だが、来年の大統領選挙をにらんで、民主党上院議員が共和党提案に賛同する可能性もある。
上下院で共和党議員が提案した法案は、いずれも「The Mandatory Materiality Requireme……
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