HOME5. 政策関連 |EU欧州委員会の気候担当副委員長のティメルマンス氏の辞任に伴う後任に、スロバキア出身の副委員長マロシュ・シェフチョビッチが横滑りで就任へ。気候外交の交渉手腕は未知数(RIEF) |
Marcoキャプチャ

 

 EU欧州委員会は欧州グリーンディール(EGD)と気候変動担当の筆頭副委員長を務めたフランス・ティメルマンス氏がオランダ首相に立候補するため公式に辞任したと発表した。後任には、同委の副委員長で機構間関係・行政担当委員のスロバキア出身のマロシュ・シェフチョビッチ(Maroš Šefčovič)氏が就く。シェフチョビッチ氏は、2009年から欧州委委員を務めるベテランの政策担当者。

 

 ただ、持ち前の政治力でEU内外にわたる課題に対応してきた政治家のティメルマンス氏に比べると、シェフチョビッチ氏は外交官出身の元官僚で、政治手腕や、EU内外でのネットワークは未知数に近い。

 

   EUの気候・環境課題は、域内的には、EGDの実施を推進する一方で、カーボン……

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