
世界全体の2022年の石炭・石油・天然ガス等の化石燃料関連の政府補助金が、過去最高の7兆㌦に増大したことが、国際通貨基金(IMF)の調査でわかった。先に主要20カ国(G20)諸国の補助金額が同年中で1兆㌦に達したことが報じられたが、世界170カ国ベースではその7倍にも膨れ上がったことになる。政府補助金増大の要因はロシアのウクライナ侵攻のよるエネルギー価格の高騰化が世界全体に及んだことを示している。
7兆㌦の補助金規模は、世界のGDP総額の7.1%を占める。これは各国政府が教育費に投じる総資金(GDP比4.3%)を大きく上回るもので、ヘルスケア支出(同10.9%)の3分の2に相当する。
IMFより先に、英独立系シンクタンクの「持続可能な……
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