HOME10.電力・エネルギー |国際エネルギー機関(IEA)。「2050年ネットゼロ・ロードマップ」改定。2030年までに再エネ3倍増、年間エネルギー効率2倍増提唱。新規の石油・ガス採掘事業等は必要なしと(RIEF) |
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  国際エネルギー機関(IEA)は26日、2050年ネットゼロに向けたロードマップの改定版を公表した。2022年のエネルギー部門からの温室効果ガス(GHG)排出量は370億㌧と過去最高となる一方で、再エネの普及等により、IEAは2030年までに、石炭、石油・ガス等の化石燃料への需要はピークアウトすると指摘。化石燃料から再エネへの移行を確実にするため、世界の再エネ発電能力を30年までに現状の3倍増の1万1000GWとするほか、年間のエネルギー効率の改善度を倍増させ、同年までに化石燃料への需要を25%削減するシナリオを示している。

 

 ロードマップでは、新規の石油・ガス採掘事業はもはや必要ないとするとともに、新規の石炭鉱業開発や鉱山の拡張、新規の削減対策なしの石炭火力発電等も必要ない、と明言し……

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