HOME10.電力・エネルギー |仏国営電力EDF。資金使途を原発事業とする同社初の「原発グリーンボンド」発行。10億ユーロ。EUのタクソノミー改定で原発を「移行対象」として認定後初。日本の投資家にも販売へ(RIEF) |
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  フランスの国営電力会社のEDFは、資金使途を原発の操業延長事業に充当する同社初の「原発グリーンボンド」を発行した。発行額は10億ユーロ(約1553億円)。EUが2021年に改訂したサステナブルファイナンスのタクソノミー(Delegated Act)の対象に、一定の条件付きで原発と天然ガスをトランジション(移行)対象事業に組み入れたことを受け、原発の操業延長のための事業費をグリーンボンドで調達する。原発を資金使途先とするグリーンボンドはこれまでカナダの電力会社が発行した事例はあるが、EU企業としての発行は初めて。

 

 EDFによると、同社初の「原発グリーンボンド」は期間3.5年、クーポンレートは固定で3.75%。調達した10億ユーロの資金使途先は、新規原発建設資金ではなく、仏国内に抱える……

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