(写真は、昨年4月に稼働停止したドイツの3基の原発のうち、Neckarwestheim原発2号機)
昨年4月にドイツが最後の原発3基を閉鎖し、脱原発を完了したことをめぐって、担当したシュルツ政権の副首相格で経済兼気候行動担当相のロベルト・ハベック(Robert Habeck)氏が矢面に立っている。ドイツは、ロシアのウクライナ侵攻によるエネルギー危機に際して、閉鎖予定の原発の稼働を一時延長した。その判断の際、グリーン党の同氏が専門家の意見を無視して決めたとのメディアの「暴露」報道があり、同氏は連邦議会での説明を求められる事態に陥った。EU内で脱原発を率先したドイツだが、国内には依然、産業界中心に原発推進論も根強く、同国での原発論議はくすぶり続きそうだ。
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