
(写真は、米最高裁のサイトから引用)
原発先進国とされる米国だが、使用済核燃料の中間貯蔵施設の建設をめぐる意見では対立状態にあることが、改めてクローズアップされている。米原子力委員会(NRC)が、テキサス州で計画中の使用済み核燃料の貯蔵施設の建設を許可したことに対し、同州と石油・ガス事業者が「環境汚染のリスク等」から訴訟を提起し、隣接するニューメキシコ州も同調し、NRCと対立している。一審は原告敗訴だったが、控訴審は一転、原告勝訴と逆転した。その結果、既存の控訴審判決と新判決で意見が分かれることから、最高裁判所が判断を下す展開になった。これまで保守派優勢の最高裁は、NRCだけでなく、連邦政府機関の規制権限には総じて限定的な姿勢をとっている。NRCの許可権限が否定されると、米国の原発政策が行き詰ま……
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