
(写真は、CEQのサイトから)
トランプ米政権は、連邦政策の大幅な見直しを進めているが、世界の環境アセスメント法のモデルである「国家環境政策法(NEPA)」も廃止の方向であることが分かった。同法は共和党のニクソン政権で成立、1970年に施行されている。環境法の「マグナカルタ(権利章典)」とも称される基本法で、インフラプロジェクトの環境影響を事前評価する手順を世界で初めて義務化した。しかしトランプ政権は「簡素化」の名目を優先、法施行を担う大統領府「品質管理委員会(CEQ)」は同法に基づく規則を4月11日から廃止すると発表した。NEPAの実効性を失わせる方針のようだ。
1969年に大統領に就任した共和党のニクソン氏は、米国の過去の……
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