
(写真は、ベルギー下院議会=同議会のFacebookから引用)
ベルギーの連邦議会は15日、2003年に原子力発電の段階的廃止を定めた法律の廃止を決議した。同法の制定は2011年の東京電力福島第一原発事故の前。同法によると、25年までに同国では原発を全廃することになっていたが、2022年のロシアのウクライナ侵攻による欧州のエネルギー不安の高まりを理由として、2カ所にある原発の廃止を10年延期することを決めていた。2月に発足した5党連立の保守政権はこの原発廃止法を撤回し、原子炉の新設も認める方向にカジを切り替えた。
連邦議会での採決では、既存原発法の廃止決議に対して、賛成102票、反対8票、棄権31票で可決された。中道右派の改革運動党の……
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