
再生可能エネルギー+蓄電池か、化石燃料火力発電+水素・アンモニア混焼かーー。2050年のネットゼロに向けた脱炭素化技術の組合せが各国で焦点となっているが、各種の脱炭素化の技術進歩とコスト低下の進捗状況の評価から、アジアのタイでも、太陽光発電+蓄電池の組み合わせが、火力発電+αの日本のGX型技術よりも、経済的に実現可能であるとの評価報告書が示された。日本政府は、アジアでも「水素・アンモニア混焼・専焼」型火力発電事業の延命を目指しているが、技術進歩のスピードを見誤っている可能性が出てきた。
『タイ:ネットゼロ電力網の転換点』と題する報告書をまとめたのはブルームバーグNEF(BNEF)。タイは、東南アジアで3番目の電力消費国であり、2050年までのカーボンニュートラル、2065年またはそ……
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