HOME5. 政策関連 |首相「原発の新規立地は困難」 福島事故受け英紙に(共同) |

首相「原発の新規立地は困難」 福島事故受け英紙に(共同)

2011-05-25 23:03:53

菅直人首相は24日、英紙フィナンシャル・タイムズのインタビューで、福島第1原発事故に関連し「スリーマイルアイランド原発事故から30年にわたり新規原発が建設できない米国の例もある」と述べ、国内の原発新規立地は困難になるとの認識を表明した。同時に自然エネルギー活用と省エネ推進に注力する姿勢を重ねて強調した。
 福島第1原発事故については「来年1月までに原子炉を冷温停止し、放射性物質が事実上出ない状況にできる」と述べ、収束への「工程表」実現に自信を示した。
 国際通貨基金(IMF)のストロスカーン専務理事辞任を受けた後任人事をめぐっては、欧州独占に反発する新興国が対立候補を擁立する動きを念頭に「これまで欧州から出ることが多かったが、必ずしも固定的な権利と考える必要はない」と指摘した。
 今後の政権運営に関しては「二大政党による政権交代の場合は少なくとも4年ぐらいは政権を続け、次の選挙で国民が判断することが必要だ」と述べ、早期の衆院解散を否定した。