HOME5. 政策関連 |世界初、下水汚泥からエコカー燃料 福岡市で実証事業(共同) |

世界初、下水汚泥からエコカー燃料 福岡市で実証事業(共同)

2014-04-04 21:38:03

fukuokashiimages
fukuokashiimages福岡市の高島宗一郎市長は4日の記者会見で、下水処理施設で生じた汚泥から水素を取り出し、エコカーの燃料電池自動車の燃料として供給する実証事業を始めると明らかにした。市によると、汚泥から水素を製造する取り組みは既に行われているが、エコカーの燃料に供給するまでの一連の事業は世界初だという。

今後、燃料電池自動車や水素供給設備の普及に向け、他の政令指定都市とともに政府に規制緩和を要望。事業は2016年3月末までを予定している。高島市長は「産学官一体で世界に向け事業を展開したい」と述べた。

福岡市によると、事業は市と九州大、民間2社による共同研究体が、中部水処理センター(福岡市中央区)で実施する。同センターは、汚泥を発酵させて発電などに利用するためのバイオガスを製造している。今回は、新たにバイオガスから水素を取り出す装置と水素供給設備を建設する。

7月中旬に着工し、来年2月に完成予定。1日当たり3700立方メートルの水素を製造し、燃料電池自動車約70台を満タンにできるという。

http://www.47news.jp/CN/201404/CN2014040401002198.html