世界最大の資金運用機関であるBlackRockは、EUの欧州委員会が進めるサステナブルファイナンス行動計画に関連して、銀行部門と銀行の健全性監督フレームワークにESG要因を盛り込むための手法の開発業務を受託した。欧州委員会によって選定されたものだが、BlackRock自身、銀行を含む金融市場でのビッグプレイヤーであり、委託対象には、ESG要因を銀行の自己資本比率規制に考慮する「グリーン・サポーティング・ファクター(GSF)」の取り扱いも含まれているとみられ、利益相反の懸念の声も出ている。
BlackRockが受託したのは「Development of Tools and Mechanisms for the Integration of ESG Factors into the EU……
申し訳ありません。 この記事は会員限定です。閲覧権限を与えたユーザーにのみ、記事全文を公開しています。続きをご覧になりたい方は下記フォームよりログインをお願い致します。