今年第一四半期（1～3月）にグローバル市場で発行されたCat Bond（大災害債：Catastrophic Bond）等の保険リンク債（ILS）発行額が過去最大の約37億5500万㌦（約4000億円）だったことがわかった。3カ月だけで昨年1年間の発行額の3分の2以上相当分を発行したことになる。新型コロナウイルス感染の影響は四半期後半で起き、一部の発行が第二四半期に延期になったものがあるという。

 

　米保険AonグループのAon Securitiesがまとめた。Cat Bondは年前半の第一四半期と第二四半期に発行が集中する。第一四半期でこれまでもっとも発行額が多かったのは2017年で33億8000万㌦だった。今年は前年同期比2.6倍、17年比でも11%増と過去最高の発行額となった。

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