新型コロナウイルス感染対策で病院支援資金を調達するカバードボンド10億ユーロ(約1180億円)がフランスで発行された。欧州では、コロナウイルス対策の必要資金を調達するために、ソーシャルボンドやサステナビリティボンド等での調達が起きているが、カバードボンドの活用は初めて。ESG債市場の実績を受けた展開と評価される。
初のコロナ対応カバードボンドを発行したのは、フランスの公的開発機関で、地方経済活性化のための投資・輸出を担当するSFIL(Supporting local Investment and export)傘下のCAFFIL(Caisse Française de Financement Local)。カバードボンドは、金融機関が発行する不動産等の担保付社債。住宅ローン等の信用力……
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