スペインの大手銀行ビルバオ・ビスカヤ・アルヘンタリア銀行(BBVA)は、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた医療機関や経営不振に陥った中小企業等へのファイナンス等に充当するため、10億ユーロ(約1800億円)規模のコロナボンド(ソーシャルボンド)を発行した。国や国際公的金融機関のコロナボンド発行は増えているが、民間金融機関による発行はグローバルに見ても例がない。
コロナ対策の資金調達でのボンド発行は、これまで世銀や欧州投資銀行(EIB)など国際公的機関や各国政府等の公的主体による発行が大勢を占めている。日本では三菱UFJフィナンシャル・グループがコロナの影響を受けた中小企業の資金繰り支援のため、サステナビリティボンドの6月中での発行を準備していると報道された。だが、BBVAに一歩……
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