HOME |パリ協定の目標達成のためには、現存の世界全体の石炭火力発電だけでなくガス火力発電も、今後10~30年以内に閉鎖が必要。膨大な償却負担への対応必要。米研究チームが分析(RIEF) |
Coalpower001キャプチャ

 

 パリ協定が目指す気温上昇の「2℃目標」を達成するためには、現在、地球上にある石炭火力発電だけでなく天然ガス火力発電も今後10年~30年の間にすべて閉鎖する必要がある、との研究論文が公開された。米カリフォルニア大学の研究チームによるもので、研究結果は、パリ協定の目標達成のためのすべての気候シナリオと一致するという。

 

 カリフォルニア大学(Irvine)のSteven Davis教授らの研究成果は、オンラインの環境文献サイト「Environmental Research Letter」に掲載された。研究チームは「Integrated Assessment Model(IAMs)」を用いて将来の化石燃料電力に対する需要を171通りのシナリオに基づいて分析した。

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