HOME4.市場・運用 |スペインの大手銀行BBVA、初のグリーンCoCo債、10億ユーロ(約1200億円)発行。自己資本比率Tier1に算入可能の転換社債。多様化するグリーン債(RIEF) |
BBVA004キャプチャ

 

 スペインの大手銀行BBVA(ビルバオ・ビスカヤ・アルヘンタリア銀行)は、制限条項が付いた転換社債(CoCo債)によるグリーン債を発行した。「グリーンCoCo債」の発行はグローバル市場で初めて。発行額は10億ユーロ(約1200億円)。同ボンドは一定の価格で株転換ができるほか、銀行の自己資本比率規制のTier1資本に算入できる利点がある。

 

 BBVAのグリーンCoCo(Contingent Convertible)ボンドは期間の定めのない永久債で、クーポンは4半期ベースで支払われる。最初の償還日は2026年1月26日に設定されている。バーゼルの自己資本比率規制上、同債券での調達資金は「Additional Tier1(AT1)」として自己資本に算入できる。

 

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