ブラジルの大手紙パルプ会社のスザノ(Suzano)は初のサステナビリティ・リンクド・ボンド(SLB)を発行した。発行額は7億5000万㌦(約1200億円)。ボンドは国際資本市場協会(ICMA)が発行した同ボンド原則(SLBPs)への適合第一号となる。日本のヒューリックも10月に同ボンドを発行する予定だが、原則適用の第一号はスザノに一歩先んじられたことになる。
SLBは、これまでのグリーンボンドなどのESG債が資金使途を特定の再エネ事業等を対象とするのに対して、事前に設定した企業の主要業績指標(KPIs)の改善に資することを使途とし、かつKPIs改善が目的通りに達成されない場合には、クーポンレートを引き上げる(変動クーポン制)等の仕組みを導入している。
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