欧州中央銀行（ECB）は、サステナブルファイナンス市場で新たに広がりを見せ始めているサステナブル・リンク・ボンド（SLB）を金融政策の対象となる適格担保とするほか、資産購入プログラム（APP）の対象資産にも加える、と公表した。2021年1月から適用する。すでにグリーン事業に投資するグリーンボンドは適格担保等としており、企業のサステナビリティを進めるSLBも対象にすることで、ECBがサステナブルファイナンス推進の姿勢を明確に市場に示すことになる。

 

　サステナブル・リンク・ボンドは、企業等の発行体が自ら設定するサステナビリティあるいはESG目的のサステナビリティ業績目標（SPTs）を設定し、その主要業績指標（KPIs）を改善することを投資家に公約する仕組みのボンド。公約通りにSPTsを達……

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