国際会計基準審議会(IASB)を統括するIFRS財団は30日、サステナビリティ情報開示の基準化を自らが手掛ける意思を示したコンサルテーションペーパーを公開した。サステナビリティやESG、気候変動関連の情報開示は、これまで複数の自主的機関が進めてきたが、重複感等が指摘されている。財務情報開示を担うIFRSは、こうした状況を打開するため自らが非財務分野の情報開示基準をリードするための「サステナブル基準審議会(SSB)」を設立するなどの案を盛り込んだ。
IFRSのコンサルペーパーは、12月末日までを期限としてコメントを受け付ける。ペーパーは、Part 1から同5までに分かれる。このうち軸になるのが、SSBの設立(Part3)と、他の非財務情報開示機関との協働体制(Part4)、SSBの活動……
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