
国際標準化機構(ISO)が進めているグリーンボンドの規格作業で、グリーン事業の評価の軸になるタクソノミーの制定が難航していることがわかった。ISOの規格化承認手順の関係国間の投票で、有効投票を得ることができず、差し戻された格好になっているという。グリーンボンド規格は4つのパートに分かれており、タクソノミーのパートだけが宙に浮いた形だ。
関係筋によると、グリーンボンド等のグリーンファイナンスの規格化を進めているISO14030(グリーン負債性商品規格)の作業は、今年半ばから、4つのパートそれぞれについての国際規格原案(DIS)等への移行を承認する関係国間での投票を進めた。
その中で、グリーンボンドの手順を定めるパートや、セカンドオピニオン……
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