HOME6. 外国金融機関 |EU銀行監督当局のEBA、サステナビリティ・リンク・ボンド(SLB)の銀行自己資本比率上の取り扱いで、「追加的Tier1(AT1)」の対象外との見解(RIEF) |
EBA001キャプチャ

 

 EUの欧州銀行監督局(EBA)は、ESG債の一つとして市場で広がっているサステナビリティ・リンク・ボンド(SLB)について、銀行の自己資本比率規制で定める「追加的ティア1(AT1)」の対象に含めるべきではないとする見解を公表した。SLBは特定の重要業績指標(KPI)を組み入れたサステナビリティ・パフォーマンス・ターゲット(SPT)を設定し、SPTを達成すると金利等の優遇を受ける仕組み。EBAはこうした条件設定はボンドの償還判断に影響を及ぼすとし、AT1の対象にふさわしくないと指摘した。

 

  SLBは資金使途が特定の事業等に充当されるグリーンボンド等とは異なり、企業のサステナビリティパフォーマンスの改善を条件として調達される。このため、特定のグリーン事業を設定しなくてもいいだけでなく、炭……

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