国連の緑の気候基金(GCF)は先週開いたオンライン会議で、4事業に対して総額5億110万㌦の新規配分を承認した。対象となった事業件数は7件だったが、適応事業の2件と、緩和・適応事業の両方を対象とした1件は承認されなかった。承認された4件のうち、適応事業は1件のみで、配分額も全体の18%。緩和事業と適応事業のバランスがとれていない、との強い不満が途上国側から示されたという。
承認された4件は、①コスタリカの首都圏でのライトレールウェ―導入計画(緩和事業)②サブサハラの周辺国対象の再エネ事業計画(同)③ルワンダの東部地域での農地改良事業(分野横断)④モルジブでの気候適応策。
今回の事業承認で、GCFが途上国に供給する累積の気候対策資金額は8……
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