シンガポールのソブリンウェルスファンドのテマセック(Temasek Holdings)は、投資判断に社内炭素価格(ICP)制度を導入した。国際エネルギー機関(IEA)のモデルに基づき、当面、CO2、1㌧当たり42㌦に設定した。グローバルな株債券等の投資判断に際して、投資先のカーボン負荷を同価格に基づいて評価する。
テマセックは運用資産2810億㌦(約30兆9100億円)。同社の株式は全てシンガポール財務省が保有する国有企業だ。世界で最も評価の高い投資会社の一つとされる。今回設定したICPは、同社の投資委員会が投資先企業レベルのESGデータを踏まえて定めた。自らの投資判断に気候変動とサステナビリティ要因を盛り込む対策の一部として実施する。
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