HOME |米債券格付機関KBRA、信用格付へのESG要因の組み込みで、ESGスコアとESG評価を峻別。「あいまいなESGスコアは信用格付を混乱させる」。企業のESG評価と信用評価の扱いに一石(RIEF) |
KBRA001キャプチャ

 

 米債券格付機関の「Kroll Bond Rating Agency (KBRA)」はESG評価で評価機関等が採用するESGスコアについて、債券の信用格付には使えない、との見解を示した。同社はESGリスクが企業の信用の品質に相応の影響を及ぼすことを認めながらも、「あいまいなESGスコアは信用分析の基本的な作業を混乱させかねない」と指摘した。信用格付にESG要因を組み込む必要性は高まってるが、スコアリング方式の限界を指摘した形だ。

 

 KBRAは米国を本拠に2010年に設立され、現在はロンドン、アイルランドにも拠点を置く。約2800以上の発行体の約4万の債券等の金融商品、総額2兆2500万㌦以上に対して格付を付与している。今回、「KBRA's Framework for Incorporat……

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