HOME |欧州中央銀行(ECB)、EU域内銀行の戦略やリスクマネジメント等への気候・環境リスクの統合、「計画と実践にギャップ」と評価。不十分な銀行には「監督上の措置を課す」と警告(RIEF) |
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  欧州中央銀行(ECB)の銀行監督部門は、EU域内の銀行の気候・環境リスク(C&Eリスク)対応状況について、「大半の銀行は監督機関の期待に部分的にしか適合していない。ほぼ半分の銀行はガバナンス面で担当者を定める等の対応をし始めたが、実際にC&Eリスクを自らの経営戦略やリスクマネジメントプロセスに統合している銀行はほとんどない」と評価する報告を公表した。EU銀行の気候・環境リスク対応が十分でないと危機感を示した。

 

 ECBは昨年11月、EU域内の銀行向けに気候変動リスク対応の指針(Guide on climate-related and environmental risks)」を公表した。同指針に基づき、各銀行に自らの気候リスクの自己評価とそれに基づく行動計画を実施を求……

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