HOME |ドイツ大手資産運用会社DWSグループ、ESG運用で「グリーンウォッシュ」疑惑の告発。米SECを含め米独金融当局が調査に乗り出す。「ESGインテグレーション」手法が焦点に(RIEF) |
DWSキャプチャ

 

 ドイツの大手資産運用会社のDWSグループが「グリーンウォッシュ」の嫌疑にさらされている。退任したサステナビリティ投資の責任者が同社のESG投資への取り組みが虚偽に満ちていると告発したことから、米証券取引委員会(SEC)や独連邦金融監督庁(BaFin)等が調査に乗り出したためだ。DWSは告発を強く否定しているが、ESG投資の拡大の一方で、「グリーンウォッシング」を懸念する当局や市場関係者は神経質になっている。

 

 DWSへの告発が明らかになったのは8月末。その後、SECや米法務省等が調査に入っている。告発したのは、サステナブル投資の責任者だったDesiree Fixler氏。同氏は今年初め、同社のアセットマネジャーがESG投資へのエンゲージメントを偽って扱っていると批判し、年次報告での同投……

申し訳ありません。 この記事は会員限定です。閲覧権限を与えたユーザーにのみ、記事全文を公開しています。続きをご覧になりたい方は下記フォームよりログインをお願い致します。

ログイン