HOME1. 銀行・証券 |G20諸国の銀行が抱える「カーボン移行リスク」融資割合は全体の19%、14兆㌦(約1600兆円)。日本の銀行は21%、1兆㌦、製造業に移行リスク集中。Moody'sが推計(RIEF) |
Moody7s001キャプチャ

 

 20カ国首脳会議(G20)各国の銀行の融資量の19%、総額14兆㌦(約1600兆円)が、低炭素経済への転換に伴うカーボン移行リスクを抱えているとの推計をMoody'sが公表した。日本の銀行の場合、G20平均より少し高い21%、総額1兆㌦(約114兆円)。もっとも移行リスク割合が高いのはトルコで融資額全体の38%に達する。産業別では、製造業が最もリスクが高く、次いで、運輸業、電力と続く。

 

 調査はMoody's Investors Serviceが実施した。国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)を前にして、各国の銀行融資が抱えるカーボンリスクを推計した。銀行のバランスシート上の融資残高のうち、低炭素社会に移行に際してカーボン移行リスクが「非常に高い」、「高い」に分類される……

申し訳ありません。 この記事は会員限定です。閲覧権限を与えたユーザーにのみ、記事全文を公開しています。続きをご覧になりたい方は下記フォームよりログインをお願い致します。

ログイン