HOME |欧州中央銀行(ECB)、EU域内の主要銀行の新規取締役候補を評価する資質規定(Fit &Proper)に気候変動と環境関連の知識と経験の有無等を盛り込む。全取締役候補を対象(RIEF) |
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 欧州中央銀行(ECB)は、同行の監督下にあるEUの主要銀行の新規取締役候補の評価に際して、気候問題と環境関連のクライテリアを導入することを明らかにした。銀行取締役の「資質規定(Fit & Proper原則)」の評価項目に、新たに盛り込む。日本の金融庁も同様の規定を持っているが、一般的な法規やリスクマネジメント等の知識・経験等を問うだけにとどまっている。

 

 ECBは2014年以来、EU域内の113の主要な金融機関(Significant Credit Institutions=大規模EU銀行)の健全性を監視するため、これらの銀行の新任取締役の評価・任命に際して、対象者の金融機関経営に資する知識や経験等のほか、社会的な信用力等を質問する手順を設けている。

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