米連邦住宅抵当公庫（ファニーメイ）はこのほど、発行するグリーンボンドの総額が1000億㌦（約11兆4000億円）に達したと公表した。1発行体のグリーンボンド発行額としては最大で、米国市場での発行額の約3分の1をファニーメイが占めている。同公庫のボンドの資金使途は、グリーンな住宅ローン担保証券（MBS）で、米国のグリーンボンド市場の流動性に貢献していることになる。

 

　ファニーメイは、過去10年以上にわたり、「マルチファミリー住宅」と呼ぶ2世帯～4世帯連結の住宅をグリーン化する「マルチファミリー・グリーン・ファイナンシング・プログラム」を推進している。2017年には、プログラムの対象となる住宅ローン債権を民間金融機関から購入する資金のリファイナンスのため、住宅ローン債権を担保にするMBS……

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