HOME6. 外国金融機関 |世界最大の資産運用機関ブラックロック、ロシア株関連ファンドで総額170億㌦(約1兆9500億円)の損失計上。ほとんどデフォルト状態だが、ロシア側の対抗措置で売却できず(RIEF) |
BlackRock23キャプチャ

 

  世界最大の資産運用機関の米ブラックロック(BlackRock)は、ロシア株関連ファンドで総額170億㌦(約1兆9500億円)の損失を出したことがわかった。ロシアのウクライナ侵攻でロシア株が大幅に下落した影響を受けた。同社の保有ロシア関連資産はロシアの侵攻前の1月末時点で182億㌦だったので、ほぼ大半を失ったことになる。ロシアではモスクワ証券取引所で売買停止が続くほか、西側諸国の経済制裁への対抗措置として、外国人の株売却の停止措置などがとられていることから、運用会社等は保有ロシア資産の売却ができない状態にある。

 

 国際決済銀行(BIS)のデータによると、西側の国際的銀行・資産運用機関等が保有するロシア関連資産は、ロシアのウクライナ侵攻直前の時点で、およそ1210億㌦(約14兆円)。ブラ……

申し訳ありません。 この記事は会員限定です。閲覧権限を与えたユーザーにのみ、記事全文を公開しています。続きをご覧になりたい方は下記フォームよりログインをお願い致します。

ログイン