HOME11.CSR |アジア・太平洋企業の57%がネガティブなESGリスクを抱え、その債務額は4兆㌦に。日本企業は、自動車・同部品、電力等での気候トランジションリスクが欧米より高い。S&Pが分析(RIEF) |
S&P001キャプチャ

 

  日本を含むアジア・太平洋諸国(APAC)企業で格付対象企業の57%がネガティブなESGリスクにさらされ、影響を受ける企業の債務額が4兆㌦(約490兆円)に達するとの推計を、S&P Global Ratingが公表した。同額は対象企業の債務の3分の2に相当する。アジア企業の被るESGリスクのうち40%は気候対応を含む環境リスクで、欧米企業よりも環境リスクに脆弱であると指摘している。日本企業の場合、対象企業の32%が環境リスクを抱え、特に気候トランジション(移行)リスクが37%と高く、APAC企業の平均を上回る。S&Pは「日本企業の気候トランジションリスクの削減度は、欧米企業等より遅れている」と指摘している。

 

 (上図は、アジア・太平洋地……

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