今年の株主総会で、欧州の資産運用大手機関が日本の電源開発(Jパワー)に対して、2050年のカーボンニュートラルに向け、短期・中期の目標を明記した事業計画の策定・公表等を求める株主提案を提出したが、同提案に対して世界最大の運用会社、米ブラックロックが反対票を投じていたことがわかった。ブラックロックは、昨年まではESG推進の戦略行動をとってきたが、今年の米国での環境・社会問題に関する株主提案への賛成割合は24%と、前年よりほぼ半減している。同社のESG路線の変質を示す動きとの見方も出ている。
日本最大のCO2排出企業であるJパワーに対して気候対策の強化を求める株主提案を出したのは、欧州最大の資産運用会社の仏アムンディ、大手ヘッジファンドの英マン・グループ、英銀系のHSBCアセットマネジメ……
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